若洲海浜公園の堤防が復活してからはじめて釣りに行った前回の釣果でサッパとセイゴ、そしてカサゴを釣り上げることができました。
今回は、若洲で釣れたこの3種類の魚たちをおいしく調理しました。
昔から料理はしますが、料理のレシピを一度も見たことがなくこの日もなんとなく感覚で作りました。
参考になるかは分からんのですが、サッパを唐揚げにしたときを思い出しながら書いた料理方法を載せておきます。
若洲の定番「サッパ」を唐揚げに
まずは、若洲海浜公園ではど定番のサッパから調理しました。
釣果は4匹でしたが、1匹を泳がせ釣りのエサに使ったため持ち帰りは3匹となります。
堤防の閉鎖期間で伸びのび育ったのか、今までよりも大きいサイズのサッパが釣れました。
サッパが釣れるたびに、毎回どう調理するのが良いのか迷うのですが、今回、はっきりわかりました。
サッパは唐揚げにするのが一番うまいです。
頭と骨、そして尻尾までまるごと食べられるので、小さいサッパは高温の油でカラッと揚げるのが最善の食べ方であることを発見しました。
唐揚げになった3匹のサッパたちはこんな感じ。
上から大きい順に並んでますが、20センチくらいが一番大きいサイズでした。
サッパ唐揚げの調理
大雑把な調理方法を解説します。
調理前の下ごしらえは、
- ウロコと内蔵・エラの処理
- 水気を取って塩ふり
- 小麦粉をまぶす
1.サッパのウロコは柔らかく剥がれやすいので、尻尾から頭に向かって包丁の先を優しく滑らせるだけでパキパキ取れます。
全身が薄っぺらいサッパの内蔵処理は、一般的に胸ビレ上から斜めに切り落とし包丁の先で内蔵をこそぎ落としていくと簡単にできます。
久しぶりに釣った私は処理の仕方をすっかり忘れて、他の魚と同じように肛門から刃先をいれて内蔵を取りました。
これだと指を切ります。実際に私も切りそうになりましたから。
小さくて平べったいサッパは、胸ビレから切り落とすほうが圧倒的に安全な下処理ができます。
エラは指でつまんで口の方へ引っ張れば簡単に外れます。
2.内臓とエラの処理が終わったら、キッチンペーパーに包んで全身をポンポンと軽く叩いて水気を吸い取ります。
内蔵を取り出した腹の中も、しっかりと拭き取りキレイにすることで臭みを抑えられるようになります。
腹の中をこするように残った内蔵と水分をペーパーで拭き取ります。
全身の水分が吸い取れたら、まんべんなく塩をふりかけてキッチンペーパーに包んで数時間ほど放置します。
これには臭み取りと身を引き締める2つの目的がありますので、釣ったその日に食べたい場合でも、30分~1時間は放置したほうがよいでしょう。
3.ビニール袋にサッパを入れたら、少し多めの小麦粉を入れます。
袋の蓋を閉じて上下に振って全身に小麦粉を行き渡らせましょう。
多めに小麦粉を入れてあるので、腹の中までしっかりとまぶされるはずです。
サッパの尻尾にあるトゲの部分がビニールを破るかもしれないので、粉が吹き出しても問題ない流し台の上などで振るのが無難です。
小麦粉が全身にまぶされたら下処理は完了です。
底の深い鍋などに油を入れて揚げると、カラッと仕上がりますよ。
また、尻尾のトゲの部分は高温の油で揚げれば気にならなくなります。
サッパの唐揚げは美味かった
若洲ではド定番のサッパの調理方法がいまいちわかりませんでしたが、唐揚げにするのが一番いい食べ方だと思います。
フカフカの白身とサクサクになった香ばしい頭の部分が、食欲を増幅させてくれます。
骨も揚げてしまうととても柔らかいので、引っかかるような感覚もないんです。
全身残さず丸ごと食べられるので、ゴミも出ないし、なによりも一つの命に感謝できます。
醤油やポン酢も良いでしょうが、岩塩のみで食べるのもまた美味しいです。
これからは、サッパが釣れてガッカリするなんてことはなくなりますね、むしろもっとサッパの唐揚げ食べたいと思える新発見でした。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。