釣りってたくさんの仕掛けがあって、名称も地域によって違ったりして、釣りを知らない方にとって優しくないところが目立つと思うんです。
狙う魚が好む味に応じて仕掛けが変化するのが釣りって感じなので、仕方ないところもありますが初心者にとっては悩ましいところですよね。
ただ、どんな職業だとしても未経験のためにできることから始めるものですので、釣りだってできることからやっても良いんじゃないと思います。
この記事では釣りの経験がない初心者の方でもなにかしらの一匹の魚が釣れる仕掛け「サビキ釣り」を紹介していきます。
私の初めての海釣りはサビキ釣りで、11匹釣り上げることができました。
海釣り初心者だけど、とにかく一匹釣ってみたい!という方の参考になれば幸いです。
釣りたい魚が決まっていなくても、サビキなら大丈夫!
サビキ釣りなら狙う魚を決めなくても、なにかしらの魚が1匹は釣れる初心者に優しい仕掛けです。
魚釣りと一言で言っても、「ブラックバス釣り」「ウナギ釣り」などなど狙う魚によって呼び方は変わり、仕掛けも大きく変わってきます。
ブラックバス釣りはルアーやワームを使った特有の仕掛けを使ったり、ウナギ釣りは重たいオモリを使った投げ釣り仕掛けを使ったり。
釣りたいと思う対象魚によって様々な仕掛けを使用しますので、初心者にとっては覚えることが多く揃える道具も多いため高額になってしまいがち。
初めて釣りをする人にとっては、なかなか手の出しづらい趣味と感じるのではないでしょうか。
狙う魚を決めず、低予算でとにかく1匹釣ってみたいという場合にはサビキ釣りが最適です。
また、サビキ釣りでは虫などは一切使わないで釣り上げることができるので、虫が苦手な方でも問題ありません!
ウネウネ動く虫に触らなくて良いのがサビキ釣りの良いところ
魚釣りのエサと言えば、ミミズやアオイソメなどのウネウネ動く細長い虫を使うのが一般的ですが、サビキ釣りでは虫は一切使いません。
小エビがたくさん詰まったオキアミを水中にばら撒いて魚を集めます。
水中にばら撒かれたオキアミの中に、エビに似た小さな針を忍ばせて魚に食わせることで釣り上げるのがサビキ釣りです。
虫が苦手な方でも何も心配することなく釣りを楽しむことができるのがサビキ釣りの良いところです。
アオイソメなんてミミズに似た姿してるのに噛みついてきますからねw
痛くないけどそんな噛みついてくるような虫に触らなくていいんですから釣りに慣れた人でもサビキ釣りを楽しむ方もいるんですよ。
また、エサとなるエビも「生もの」のため基本的には保存が効かないものと思いがちですが、「常温コマセ」というものであれば、持ち帰ってもう一度使うこともできて経済的なんです。
初心者のための入門セットならすべてが揃っている!
海釣りの経験がまったくがない方でも今すぐ初めるのなら、サビキ釣り入門セット を買うのが賢明な選択。
ネット通販などで売っている入門セットには竿とリール、仕掛けが含まれているのはもちろんのことですが、今後の海釣りでも必要になってくる道具一式が揃っているんです。
- 収納式釣り竿
(全長270cm・収納後寸法:約75cm)
- スピニングリール
(糸付き) - サビキ仕掛け
(大きさの異なる針3セット) - コマセカゴ
- ハサミ
- ハンドタオル
- 道具ケース
- ビニール製折りたたみバケツ
- 魚を掴むトング
私が購入した入門セットは上記9点一式がセットになって3000円程度で揃えることができました。
9点の道具の中でも糸を切るハサミは地味に助かりますし、魚を触るのが怖いと思っている方のために魚が掴めるトングも捨てがたい物です。
持ち運びも便利で、竿はコンパクトに収納できるタイプ・バケツはビニール製で平たく折りたためるようになっています。
サビキ釣り仕掛けの使い方
サビキ釣り仕掛けには上カゴ・下カゴといってカゴを付ける位置で2種類に分けることができます。
前述の入門セットでは下カゴ用の仕掛けが入っていますので、ここでは下カゴのサビキ釣りについて書いていこうと思います。
使う物は
- サビキ針
- カゴ
この2つだけ。
サビキ針を包装から取り出すと半透明のビニールのようなものが巻き付いた釣り針が結んである釣り糸が、厚紙にまとめられているかと思います。
釣り糸の先端にはスナップサルカンといわれる金具が2個付いています。
それぞれは竿側とカゴ側に指定されています。
竿側はリールの糸を直接結びつければ問題ありませんが、カゴ側はU字になったスナップの金具部分を押し込むと外すことができます。
外れたところにカゴを通したら再度金具を押し込んでU字部分を閉じて完成です。
竿側・カゴ側の向きを間違えて付けてしまうと、釣り針が下向きになって魚が掛かりにくくなってしまいますので注意しましょう。
仕掛けがセットできた後は、8割ほどコマセを詰めたカゴを海水へドボンと落とします。
リールのアームを立てると糸が流れていきカゴが海の中へ沈んでいきます。
海の底にたどり着くとリールの糸の流れが止まりますのでアームを倒して、糸のヨレがなくなるようにハンドルを回し糸が張ったら止めます。
ハンドルには触らないように力強く竿先を持ち上げて2~3回しゃくり上げることで、カゴの中のコマセが海中にばら撒かれます。
ここまでできたら竿を下して待っていると、コマセに紛れた釣り針に魚が食いついてくるはずです。
リールのアームを立ち上げ糸が流れていくときに魚が居そうな層で糸を止めれば釣果が上がりますよ。
ただ、初めのうちは一番低層まで落とすのが良いでしょう。
どんな魚が釣れるのか?
サビキ釣りでは対象魚を決めなくてもなにかしらの魚が釣れるのが魅力の仕掛けなのですが、一般的に狙える魚の種類としては
- アジ
- イワシ
- サッパ
- サバ
上記のいわゆる「青物」といわれる魚で比較的小さいサイズを釣りやすい仕掛けとなっています。
アジやイワシは群れを作って回遊する魚のため、タイミングが合えば数本付いている針のすべてに食いつくことがあり大量に釣りあげることだってできるのです。
また、使用するエサはどんな魚も好物となる小エビを撒き散らすコマセなので、上記以外の様々な魚種が釣れることもあります。
釣り情報などを見ているとサビキでワカシ(ブリになる前の名称)やソウダガツオが釣れたという報告も挙がっているほど。
海釣りに詳しくなくても小さい魚から中型サイズまでの幅広い魚種を狙えるのがサビキ釣りの魅力です。
初心者おすすめ「海釣り入門セット」高評価5選
楽天市場でレビュー数が多く評価が高い「海釣り入門セット」5個を紹介します。
今年から海釣りデビューを考えている方の参考になりましたら幸いです。
低価格でありながら必要最低限の道具が揃った入門セットです。
持ち運びでかさばらないので届いてすぐにでも釣りに行けますよ。ただ、必要な道具だけなので釣りに慣れた人と一緒に行くときや釣り好きパパがお子さんと行くときなどに向いています。
上で紹介した商品に常温サビキが追加された入門セットです。
常温サビキのセットで数百円程度の値上がりがしていますが、なにかと費用の掛かるエサがセットになってくるのは良心的ですよ。
サビキ針とカゴはもちろん、バケツ・ハサミなどのあると便利な道具も揃っている入門セット。
竿とリール以外に7点も道具がセットになっているので、後から追加で購入するものがなく、このセットひとつだけでしばらく釣りが楽しめます!私が最初に買ったセットはこれです。
常温サビキも一緒についてくる、お得なセットです。
セットになっている常温サビキ「マルキューの堤防アミサビキ」は付属のスプーンでカゴに詰められるので手が汚れる心配はありませんよ。届いたその日に釣りに行けるくらい充実した道具が揃っています。
釣り竿とリールを含む11点の道具がセットになったうえに、初心者向けの動画も付いてくる最強の入門セットです。
サビキに必要な針・カゴ・サビキだけじゃなく、投げサビキに使えるウキ、イカが狙えるエギ、そしてハサミにバケツなどの道具類が全部揃っている、だけにとどまらず糸の結び方や仕掛けの作り方がわかる解説動画まで付いてくるんです。これひとつあれば初日から魚が釣れちゃうかもしれませんね。私もこれを買っておけばよかった。
海釣り初心者にオススメの釣り情報まとめ
サビキ釣りが初心者にオススメな理由が伝わりましたでしょうか?
テレビやYou tubeなどで釣りをしてるシーンを見ると、自分でも釣った魚を新鮮なうちに食べてみたい!と思ったことはありませんか?
ちなみに上の写真は私が実際に釣ったクロダイを刺身にしたときのものです。
明日にでも海釣りへ出かけたいと思ってみても道具はないし、釣りに詳しくなければ結局釣れずに帰ってくるだけじゃないかと思って一歩踏み出せないのではないでしょうか。
試しに釣りを楽しみたいようでしたら、わざわざ道具を揃えなくても竿とリールがレンタルできる釣り場からはじめてみるのもいいのかもしれません。
東京近郊にお住みでしたら「若洲海浜公園」が初心者に優しく、釣り具のレンタルもやっているので手ぶらで行けるおススメの釣り場ですよ。
これから本格的に海釣りをやってみよう考えているのならサビキ釣り入門セット を買っておけば今後は思い立ったときに釣りに行けるようになりますよ♪
最後までお付き合いいただきありがとうございました。