ここまで海釣りにばかり行っていましたが、ちょっと視点を変えて都内の川で食べられる魚は釣れないものかと考えていました。
江東区出身者に墨田区でハゼが釣れるところがあると情報を聞き、さっそく向かいました。
今回はスカイツリーの目の前にある横十間川で個人的ハゼ釣り大会を開催した話を書いていきます。
土曜日の横十間川は釣り人より観光客が多い
東京都墨田区にある横十間川へは早朝に到着しました。
半蔵門線「押上駅」から少し歩いたところにスカイツリー前で釣りができる好立地の釣り場があります。
ここでは鉄骨のネジが肉眼で見えるくらい近いスカイツリーの真下で釣りを始めることができます。
到着してすぐは釣り人の数はまばらで家族釣りが一組、と2~3人が釣りしている感じでした。
横十間川は水深が1~2m程度で横幅5m程度のそれほど大きな川ではありませんでした。
対岸がすぐそばにあるくらい小さい川ですが、釣りをしていても散歩道としての機能をしており後ろを通行人が歩ける幅もしっかりあります。
そのため、観光に来た方や外国から旅行に来た方から頻繁に話しかけられましたw
「何が釣れるんですか?」と聞いてきた方は10人ぐらい、バケツを覗きに来る子供が5人くらいいたかと記憶しています。
外国の子供は日本語が話せないようで、無言でバケツを覗いてピューって親の元に戻っていましたw
「競馬が始まるまでここで時間潰してるんだよ~」と言いながらゆっくり酒を飲み、私に長時間にわたり話しかけてきたおじいちゃんもいましたw競馬はどうしたんだよw
スカイツリーの足元・土曜日が合わさって、とても賑やかな釣り場でした。
ハゼが入れ食い状態のなかで、たまにアイツがヒットする横十間川
朝7:00頃から夕方16:00頃の約9時間の釣行時間となりましたが、全くストレスなく釣りができました。
エサを水面に落として数秒でハゼがくっ付いてくるのですから、つまらないわけないですよw
朝から2時間は止まらないハゼの入れ食いがあり、昼頃になるとぱったりと止まって、夕方また釣れ始めるという具合でした。
セオリー通りの時合いといった感じでしたが、このハゼラッシュの途中たまにアイツが食いついてきたんです。
クロダイの子供がハゼに混じって強い引きを味合わせてくれます。
ただ、このときの私はこれがクロダイかどうかはよく分かっていませんでした。
川だし小さいしでブルーギルなんじゃないかと思ってリリースしましたw
それぐらい予想外の魚が横十間川では釣れたりするんです。
で、江戸前ならぬ江戸中のハゼ釣りをたっぷり堪能して帰宅しました。
横十間川での釣果
ハゼを釣りに行ったのに、予想外の魚まで釣れちゃったこの日の釣果は
ハゼ77匹、クロダイの子供2匹で計79匹!
釣れすぎw
釣り場はずっと同じところだったのでアタリが少なくなったとき、周辺のハゼを全部釣っちゃったのかと思ったくらいでした。
一匹ずつ写真撮るのが面倒で、大量に魚の死体がクーラーボックスに敷き詰められた衝撃映像になってしまって申し訳なく思っております。
何気にクロダイも2匹釣り上げることができました。今回は外道扱いなのでリリースしてます。
釣ったハゼは天ぷらに
ハゼと言えば、やっぱり天ぷらにして食べるのが一番!ということでカラッと揚げて酒のつまみにしました。
35年以上人間やってますがこのときまで私、ハゼを食べたことがありませんでした。
思い返して見ればスーパーでハゼが売ってるとこを見たことがない気がします。
魚の天ぷらといえば「キス」の方が有名で、どう考えてもハゼを食べる機会がなかったのです。
それもそのはず、ハゼは料亭へ直送されることが多く市場に回ってくることは滅多にない高級魚との呼び声もある魚だったのですね。
下の下流階級の私が食べられるようなシロモノではないのだから無理はないですね・・・。
ともかく、77匹も釣れたことに感謝しながら、一匹一匹頭とウロコを取り天ぷらの下準備をしました。
途中包丁を持つ手が震えるほど筋肉が疲れましたが、ハゼに比べれば私の手首など安いものです。
そして、すべての下処理を終えて高温の油でしっかり揚げて「ハゼの天ぷら」が完成しました。
手首が疲れているのにレンコンとアスパラ切ったことは目をつぶっていただくとして、人生初のハゼはふっくらした白身で小骨も一切気にならない、東京の川でも一切の臭みがない高級魚の名にふさわしい味でした。
77匹というとてつもない量のハゼを人生初にして一生分食べることができました。
ハゼってこんなにおいしい魚だったのですね。
横十間川でハゼが大漁だったタックルと仕掛け
小物釣り用ののべ竿と小さい針を使った超ライトタックルを持っていきました。
数十分の地下鉄の旅もらくらくの釣りができました。
- 竿は「SZM 小物専科(180)」
- 仕掛けは「タナゴ・クチボソ 1号針 ハリス0.3号 」と「板オモリ」
- エサは「おつまみホタテ」
竿は石神井公園でのブルーギル釣りで活躍した180cmの小物用のべ竿を持っていきました。
口が小さいと思っていたので、針は「タナゴ・クチボソ1号針」を使用しましたが意外と大きく口をしていたのでもう少し大きくても良いかもしれません。
ヘラブナ釣りが好きだった父親の影響でのべ竿といったら「板オモリ」だろうということで持っていきましたが、ハゼ釣りでは正解だったのではないかと思います。
白っぽくて丸いものを食べたがる好奇心はハゼにもあるようで「ガン玉」だと食いついてきてアタリが取りづらいので板オモリが良いかと思います。
まぁ、それでも食らい付いてきますけどねw
そしてエサですが、セブンイレブンの「おつまみホタテ」を使いました。
ハゼはホタテで釣れるとの情報は知っていたので、セブンイレブンで売っている乾燥していないホタテを購入してエサとして使いました。
これがえげつないほどの威力を発揮してくれて投入後の数秒で食べてくれます。
横十間川の魚影の濃さと相まって時合い中には爆釣状態になれますw
そして、クロダイも食らいついてきます!
まとめ
人生初のハゼ釣りは「爆釣」、そしてハゼの天ぷらは「爆うま」だった横十間川での釣りは最高の一日となりました。
東京に住んでいながら市場に出回らない高級魚のハゼが、酔っ払いにきたおじちゃんや観光に来た外国の方に囲まれつつ堪能できるのは横十間川ぐらいなのではないでしょうか。
こんな超爆釣状態から良質の脂に舌を魅了されるハゼ釣り+ハゼ天ぷらの魅力を体験してしまったら一生ハマっちゃうかもしれませんよ?w
今日はここまで!
最後までお読みいただきましてありがとうございました。